募る想いを胸に秘め (鏡花編) - 岡本信彦.lrc

LRC歌词下载
[00:01.405]戯曲を書いている最中は、
[00:03.677]それだけに集中したいんだ
[00:08.592]気分にあったお香を焚いて、
[00:11.347]自分の中にある想像力を最大限にまで高める
[00:16.909]そうすることで、より独創的な物語を作ることが出来るから
[00:24.085]なのに今夜は、
[00:25.675]ふと気づけば頭の片隅にあんたの姿が浮かんでく
[00:33.595]きっと、
[00:35.016]窓の外にある真っ赤な満月がいつまでも僕を見下ろしているからだろうね
[00:43.861]気が散るばかりで仕方ないから、
[00:46.573]一旦全てをこの日記へ吐き出すことにするよ
[00:51.525]だって、
[00:52.393]これじゃいつまで経っても物語が完成しないだろう?
[00:56.750]ひとまずは、
[00:59.264]この胸の奥にあるくすぶりを追い出さないと
[01:06.383]僕が人一倍汚いものを嫌うことは、
[01:10.368]あんたも知っているはずだよね
[01:14.086]掃除されていない部屋に足を踏み入れるなんて絶対に嫌だし、
[01:18.802]食べ物だって、
[01:20.430]20本当に自分で火を通って物以外、
[01:22.749]口にしたくない
[01:25.595]でも、
[01:26.485]最近そういう考えが薄れつつある
[01:30.936]それも、
[01:33.026]あんたに対してだけ。
[01:34.647]一番初めに気付いたのは、
[01:38.910]随分前に見た夢の中でのことだった
[01:45.863]あんたが赤い月を見上げながら、
[01:48.534]どこかへ歩いて行っちゃってさ、
[01:52.047]もう二度とこっちに帰ってこないような気がしたから、
[01:55.440]必死で追いかけたんだ
[01:59.792]あんたは町を抜け、
[02:01.757]森を抜けて、
[02:03.386]その内、埃まみれの古びた館に入っていった
[02:08.781]僕は何の躊躇もなくその中へ飛び込んで、
[02:12.610]其処彼処にある蜘蛛の巣を手で払いのけながらあんたの姿を追い続けた
[02:19.791]名前を呼びながら、
[02:22.919]その内、
[02:25.172]どうにかあんたの腕を掴んで、
[02:28.652]そこで目が覚めたんだっけ
[02:32.462]朝かと思ったら、
[02:33.691]まだ朧の時だった。
[02:38.366]ぼんやりした頭のまま、
[02:40.460]何気なく窓の外を見たんだ
[02:44.045]そこには、
[02:45.973]真っ赤な満月が浮かんでいた
[02:48.658]まるで僕を嘲笑うように、
[02:51.856]ぽっかり夜空に口を開けてさ
[02:57.238]夢を思い出しながら気付いたんだよ。
[03:01.734]僕はあんたのことになると、
[03:04.274]我を失う 汚れも、忌まわしさも、
[03:09.854]あんたを前にしたら、そんなのどうでも良くなるんだって
[03:17.607]こんなこと、
[03:18.646]あんたには言えないけど、
[03:20.407]本当は毎晩、同じ布団で眠りたいって思う
[03:27.384]あんたが風邪を引いたなら、
[03:29.664]その黴菌をもらってあげてもいいとすら思う
[03:33.385]そのくらい、
[03:34.039]いつだって、
[03:35.964]その唇に口付けたいと思う
[03:41.271]とにかく、
[03:42.534]あんたのそばにいると、
[03:44.644]自分が自分でなくなったような感覚に陥るんだよ
[03:49.732]以前までの自分では
[03:51.595]絶対に湧き上がらなかった感情で溺れそうになる。
[03:56.860]変わっていくことが怖いと思ったのは、これが初めてだ
[04:04.414]たまに、
[04:05.355]あんたになんて出会わなければよかったのにって思ったりもする
[04:10.482]こんな温もり
[04:12.803]知らなければよかったのにって
[04:17.291]けれど、
[04:18.163]それはほんの一瞬ですぐに思い直すんだ
[04:23.033]もう、あんたのいない世界なんて、想像すら出来ないんだから…
[04:28.294]なんて、全く笑っちゃうよ
[04:33.332]あんたと見るこの世界は、
[04:35.590]目が眩むほどの色彩で溢れてる
[04:39.604]]戯曲家のくせに、ありきたりな表現だって思う?
[04:44.717]でも、
[04:46.932]本当のことだから仕方ないんだ
[04:51.848]ねえ
[04:53.514]この胸に渦巻く沢山の感情は
[04:56.759]あんたが教えてくれたんだろう?
[05:01.177]だったら、
[05:02.120]最後まで一緒にいてよ
[05:06.242]お願いだから
[05:08.488]僕を置いでいったりしないでほしい
[05:14.824]あゝ、
[05:15.768]書いてるうちに、
[05:18.038]どんどん感傷的になってきた
[05:20.438]きっと今夜はうまく眠れないだろうな
[05:25.524]そうだ、
[05:26.871]今からあんたの部屋に押しかけてやろう
[05:32.069]子守唄の代わりに、
[05:33.555]絵空事を聞かせてよ
[05:37.547]あんたが聞かせてくれる物語は奇想天外で、
[05:40.794]そういうのも嫌いじゃないんだ
[05:44.329]それでさ、
[05:45.747]僕が眠りに落ちる最後の瞬間に、
[05:48.942]少しだけ微笑んでほしい
[05:52.333]その顔を見れば、
[05:54.187]安心して夢を見ることが出来るから
[05:59.434]戯曲の続きは、
[06:00.617]また明日書くことにするよ
[06:03.821]どうせこのままじゃ、
[06:05.239]ろくに集中できないだろうからね
[06:09.439]今日の作業はもうおしまい
[06:12.671]さあ、
[06:13.990]あんたが眠る前に、
[06:16.670]会いに行かなくち
文本歌词
戯曲を書いている最中は、
それだけに集中したいんだ
気分にあったお香を焚いて、
自分の中にある想像力を最大限にまで高める
そうすることで、より独創的な物語を作ることが出来るから
なのに今夜は、
ふと気づけば頭の片隅にあんたの姿が浮かんでく
きっと、
窓の外にある真っ赤な満月がいつまでも僕を見下ろしているからだろうね
気が散るばかりで仕方ないから、
一旦全てをこの日記へ吐き出すことにするよ
だって、
これじゃいつまで経っても物語が完成しないだろう?
ひとまずは、
この胸の奥にあるくすぶりを追い出さないと
僕が人一倍汚いものを嫌うことは、
あんたも知っているはずだよね
掃除されていない部屋に足を踏み入れるなんて絶対に嫌だし、
食べ物だって、
20本当に自分で火を通って物以外、
口にしたくない
でも、
最近そういう考えが薄れつつある
それも、
あんたに対してだけ。
一番初めに気付いたのは、
随分前に見た夢の中でのことだった
あんたが赤い月を見上げながら、
どこかへ歩いて行っちゃってさ、
もう二度とこっちに帰ってこないような気がしたから、
必死で追いかけたんだ
あんたは町を抜け、
森を抜けて、
その内、埃まみれの古びた館に入っていった
僕は何の躊躇もなくその中へ飛び込んで、
其処彼処にある蜘蛛の巣を手で払いのけながらあんたの姿を追い続けた
名前を呼びながら、
その内、
どうにかあんたの腕を掴んで、
そこで目が覚めたんだっけ
朝かと思ったら、
まだ朧の時だった。
ぼんやりした頭のまま、
何気なく窓の外を見たんだ
そこには、
真っ赤な満月が浮かんでいた
まるで僕を嘲笑うように、
ぽっかり夜空に口を開けてさ
夢を思い出しながら気付いたんだよ。
僕はあんたのことになると、
我を失う 汚れも、忌まわしさも、
あんたを前にしたら、そんなのどうでも良くなるんだって
こんなこと、
あんたには言えないけど、
本当は毎晩、同じ布団で眠りたいって思う
あんたが風邪を引いたなら、
その黴菌をもらってあげてもいいとすら思う
そのくらい、
いつだって、
その唇に口付けたいと思う
とにかく、
あんたのそばにいると、
自分が自分でなくなったような感覚に陥るんだよ
以前までの自分では
絶対に湧き上がらなかった感情で溺れそうになる。
変わっていくことが怖いと思ったのは、これが初めてだ
たまに、
あんたになんて出会わなければよかったのにって思ったりもする
こんな温もり
知らなければよかったのにって
けれど、
それはほんの一瞬ですぐに思い直すんだ
もう、あんたのいない世界なんて、想像すら出来ないんだから…
なんて、全く笑っちゃうよ
あんたと見るこの世界は、
目が眩むほどの色彩で溢れてる
]戯曲家のくせに、ありきたりな表現だって思う?
でも、
本当のことだから仕方ないんだ
ねえ
この胸に渦巻く沢山の感情は
あんたが教えてくれたんだろう?
だったら、
最後まで一緒にいてよ
お願いだから
僕を置いでいったりしないでほしい
あゝ、
書いてるうちに、
どんどん感傷的になってきた
きっと今夜はうまく眠れないだろうな
そうだ、
今からあんたの部屋に押しかけてやろう
子守唄の代わりに、
絵空事を聞かせてよ
あんたが聞かせてくれる物語は奇想天外で、
そういうのも嫌いじゃないんだ
それでさ、
僕が眠りに落ちる最後の瞬間に、
少しだけ微笑んでほしい
その顔を見れば、
安心して夢を見ることが出来るから
戯曲の続きは、
また明日書くことにするよ
どうせこのままじゃ、
ろくに集中できないだろうからね
今日の作業はもうおしまい
さあ、
あんたが眠る前に、
会いに行かなくち